高知県西部、四万十川の中流域に位置する西土佐地域は総面積の9割を森が占める中山間地域です。
現在、この地域で暮らす住民は約2,000人あまり。
年齢を重ねても住み慣れたこの場所で自立した生活を送り、最期まで自分らしく暮らし続けること。
それがここに生きる人たち共通の願いであり、それを守るのが私たちの使命でもあります。
私たち西土佐診療所はその暮らしの傍らにある唯一の医療機関です。
もし、この診療所が機能を失えば住民は受診のたびに県境や市の中心部まで長い距離を移動しなければならなくなります。
それは高齢の患者さんにとって、住み慣れた地域での生活を諦め、住居ごと移住せざるを得ない状況を生み出す直接的な要因となります。
「人生の最終章を迎える大切な時期に誰もが健やかに住み慣れた場所で自分らしく過ごせる環境をいかに守るか」これが現在、私たちが向き合い続けている問いです。
敷地内には保健センターを併設し、特別養護老人ホームやデイサービス、訪問介護、グループホームなどの介護施設、そして総合福祉センターを集結させています。
日々の診療は1日約30名の外来と15床の病床。
私たちは検査データだけを見るのではなく、「その人がどんな暮らしをし、何を大切にしているか」という人間背景まで含めて多職種が日常的に連携し、チームで支えていきます。

西土佐診療所
高知県四万十市
私たちの地域私たちの医療とはなにか

続きをお読みいただくには、無料の会員登録が必要です。
医療機関の想い・現場の声・課題までを匿名で閲覧いただけます。
医療機関の想い・現場の声・課題までを匿名で閲覧いただけます。